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赤穂浪士の勇士がずらり『義士銘々伝』

元禄14年3月14日に起きた元禄赤穂事件の関係者57名の肖像と故事を記した本です。書名は「義士伝」ですが吉良邸討ち入りに参加したいわゆる「四十七士」以外にも浅野内匠頭長矩や吉良上野介義央らも含まれます。また、忠臣蔵関係作品に登場する架空の人物も含まれています。

書誌事項

赤穂浪士,義士銘々伝,表紙

@塩谷判官、A桃井若狭介、B足利直義、C高師直、D顔世御前

大きさ:中本(18×11.5cm)
丁数:各10丁
作者:不明
発行年は記されていませんが、巻末の広告に「東京書林」とあるので、明治時代の物と思われます。

写真のように3冊を並べると錦絵みたいになります。画題は「仮名手本忠臣蔵 大序 鶴岡八幡宮社頭の場」で、足利直義(尊氏の弟)の前で顔世御前(塩谷判官の妻)が新田義貞の冑を検分する場面です。師直の顔がいかにも悪役らしく描かれているのが印象的です。

収録人物

この本に収録されている人物の名簿です。五十音順に並べてあります。巻数をクリックすると該当箇所へジャンプします。

四十七士
【あ行】赤埴源蔵重賢あかばね げんぞう しげかた第1巻
礒貝十郎左衛門正久 いそがい じゅうろうざえもん まさひさ第1巻
潮田又之丞高教うしおだ またのじょう たかのり第2巻
大石内蔵助良雄おおいし くらのすけ よしお(よしたか)第1巻
大石瀬左衛門信清おおいし せざえもん のぶきよ第3巻
大石主税良金おおいし ちから よしかね第2巻
大高源五忠雄おおたか げんご ただお(ただたけ)第3巻
岡島八十右衛門常樹おかじま やそえもん つねしげ第2巻
岡野金右衛門包秀おかの きんえもん かねひで第1巻
奥田貞右衛門行高おくだ さだえもん ゆきたか第2巻
奥田孫太夫重盛おくだ まごだゆう しげもり第3巻
小野寺幸右衛門秀富おのでら こうえもん ひでとみ第2巻
小野寺十内秀和おのでら じゅうない ひでかず第1巻
【か行】貝賀弥左衛門友信かいが やざえもん とものぶ第3巻
片岡源五右衛門高房かたおか げんごえもん たかふさ第1巻
勝田新左衛門武堯かつた しんざえもん たけたか第2巻
茅野和助常成かやの わすけ つねなり第2巻
神崎与五郎則休かんざき よごろう のりやす第1巻
木村岡右衛門貞行きむら おかえもん さだゆき第1巻
倉橋伝助武幸くらはし でんすけ たけゆき第1巻
【さ行】菅谷半之丞政利すがや はんのじょう まさとし第3巻
杉野十平次次房すぎの じゅうへいじ つぎふさ第2巻
千馬三郎兵衛光忠せんば(ちば) さぶろべえ みつただ第3巻
【た行】武林唯七隆重たけばやし ただしち たかしげ第1巻
近松勘六行重ちかまつ かんろく ゆきしげ第2巻
寺坂吉右衛門信行てらさか きちえもん のぶゆき第1巻
冨森助右衛門正因とみのもり すけえもん まさより第1巻
【な行】中村勘助正辰なかむら かんすけ まさとき第3巻
【は行】間喜兵衛光延はざま きへえ みつのぶ第3巻
間十次郎光興はざま じゅうじろう みつおき第1巻
間新六光風はざま しんろくろう みつかぜ第3巻
早水藤左衛門満堯はやみ とうざえもん みつたか第2巻
原惣右衛門元辰はら そうえもん もととき第3巻
不破数右衛門正種ふわ かずえもん まさたね第1巻
堀部安兵衛武傭ほりべ やすべえ たけつね第1巻
【ま行】堀部弥兵衛金丸ほりべ やへえ かなまる(あきざね)第1巻
前原伊助宗房まえばら いすけ むねふさ第3巻
間瀬久太夫正明ませ きゅうだゆう まさあき第2巻
間瀬孫九郎正辰ませ まごくろう まさとき第3巻
三村次郎左衛門包常みむら じろうざえもん かねつね第2巻
村松喜兵衛秀直むらまつ きへえ ひでなお第2巻
村松三太夫高直むらまつ さんだゆう たかなお第1巻
【や行】矢田五郎右衛門助武やだ ごろうえもん すけたけ第1巻
矢頭右衛門七教兼やとう(やこうべ) えもしち のりかね第2巻
横川勘平宗利よこかわ かんべい むねとし第2巻
吉田沢右衛門兼定よしだ さわえもん かねさだ第2巻
吉田忠左衛門兼亮よしだ ちゅうざえもん かねすけ第2巻
その他
【あ行】浅野内匠頭長矩あさの たくみのかみ ながのり第1巻
天野屋利兵衛あまのや りへえ第3巻
【か行】萱野三平重実かやの さんぺい しげざね第2巻
吉良上野介義央きら こうずけのすけ よしひさ第3巻
【た行】宝井其角たからい きかく第3巻
竹女たけじょ第3巻
鳥居利右衛門とりい りえもん第3巻
【は行】服部八郎(逸郎)はっとり はちろう(いつろう)第3巻
【ま行】妙海尼みょうかいに第3巻
【や行】瑤泉院(阿久利)ようぜんいん(あぐり)第2巻

全文紹介

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