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中野三敏(なかのみつとし)特集

【著者略歴】
1935年、福岡県生まれ、佐賀県育ち。早稲田大学大学院日本文学研究科を修了。
江戸から明治期の近世文学を中心に研究。九州大学名誉教授。

和本のすすめ―江戸を読み解くために(岩波新書)

和本のすすめ―江戸を読み解くために(岩波新書) 中野三敏 著/岩波書店 発行/2011年/定価 ¥860+税/新書判 272ページ
和本は近代以前の日本文化を理解するための最大のインフラであり、歴史上の時間をさかのぼるための唯一のツールです。
その和本の歴史や作り方、出版事情などの基礎知識をていねいに述べながら、変体仮名を読み解くことにはじまる和本リテラシーの重要性を説いています。
【目次】
はじめに―いま、なぜ和本か。そして変体仮名のすすめ
第1章 江戸の出版事情
第2章 和本には身分がある
第3章 和本のできまるで
第4章 和本にはどんな本があるか
第5章 海外の和本事情
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書誌学談義 江戸の板本 (岩波人文書セレクション)

書誌学談義 江戸の板本 (岩波人文書セレクション) 中野三敏 著/岩波書店 発行/2010年/定価 ¥2,800+税/B6判 376ページ
書誌学とは時代の産物としての「本」から「情報」を得るための技術です。
例えば、宝暦年間に出版された板本を手にした時、いかにすれば宝暦という時代の手ざわりを実感できるのでしょうか。
近世文学研究の泰斗が、長年の経験をもとに、江戸の板本を理解するための基礎知識を平易に伝授する入門書です。
【目次】
第1章 板本というものの性質
第2章 板式
第3章 書型
第4章 装訂
第5章 分類
第6章 板本の構成要素―書肆の受け持つ部分
第7章 板本の版面
第8章 本文の構成要素―著述内容に関わる部分
第9章 刊・印・修―板(版)・刷り(摺り)・補(訂)
付論 板株・求板
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和本の海へ 豊饒の江戸文化(角川選書)

和本の海へ 豊饒の江戸文化(角川選書) 中野三敏 著/角川学芸出版 発行/2009年/定価 ¥1,600+税/B6判 239ページ
江戸文化の様々な局面を、動物・賭博・易占・言葉遊び・印譜・春本・武家作法などに関する和本から読み解きます。
和本のうち、活字になっているものは文学を中心にしてほんの僅かで、活字になっていない多くの本にこそ、江戸に暮らした人々の本当の生活が見えてきます。
豊かな文化を見つめ直すための格好の案内書です。
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