竹内五朗吉とはどのような人物か分かりませんが、この葉書の文面からは、各地で講演会を開き世界一周の資金を募っていたらしいことが窺えます。
日付は明治36年7月29日、宛先は静岡県の瀧某氏です。
右側の画像の赤字部分は変体仮名の文字です。参考までに。
表紙 > ウェブ古文書講座 > 葉書を読む > 世界一周旅行者 竹内五朗吉の礼状
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竹内五朗吉とはどのような人物か分かりませんが、この葉書の文面からは、各地で講演会を開き世界一周の資金を募っていたらしいことが窺えます。
日付は明治36年7月29日、宛先は静岡県の瀧某氏です。
右側の画像の赤字部分は変体仮名の文字です。参考までに。
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謹啓、益々御多祥奉賀候、陳は、今回私義御地参堂ノ節ハ、不成一方御配慮御引立ヲ蒙リ、御厚情之段、難有奉盛謝候、此段乍略儀、以端書御厚礼申上候、早々敬具、
尚々、賛成員各位ヘモ、一々礼状差出可申之処、旅中混雑中ニ付、欠礼仕候条、乍憚御序ノ節、宜敷御伝声奉願候、
謹啓、ますます御多祥に賀(が)し奉(たてまつ)り候、のぶれば、今回私儀御地参堂の節は、一方(ひとかた)ならざる御配慮・御引き立てを蒙り、御厚情の段、ありがたく盛謝奉り候、此段略儀ながら、端書(はがき)を以て御厚礼申し上げ候、早々敬具、
尚々、賛成員各位へも、一々礼状差し出し申すべきのところ、旅中混雑中につき、欠礼仕り候条、憚りながら御序(つい)での節、よろしく御伝声を願い奉り候、
ちなみに、葉書の縁に沿って「今朝、御餞別沢山織田助役様ヨリ頂戴仕り、御厚情難有御礼奉申上候、不備、」と書かれています。山田助役からの餞別に対するお礼です。
また「世界一周・・・」の上には「掛川ふじや」と書かれています。「ふじ屋」という旅館で書いたのでしょうか。