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百人一首をくずし字で読む
平仮名のくずし字を読めるようになりたくて、昔の百人一首を読んでいます。なかなか読解力が付きませんが、読んだ成果をここにまとめておきます。
画像と解読例の読み下し文を掲載したので、興味のある人は解読に挑戦してみてください。
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平仮名のくずし字を読めるようになりたくて、昔の百人一首を読んでいます。なかなか読解力が付きませんが、読んだ成果をここにまとめておきます。
画像と解読例の読み下し文を掲載したので、興味のある人は解読に挑戦してみてください。
各句へのリンク集を兼ねて小倉百人一首の一覧を作りました。
【読み下し】…変体仮名は現行の仮名に直してあります。
(初)…初句/(二)…二句/(三)…三句/(四)…四句/(結)…結句
【画像】…左側に読む時のヒントをモノクロ画像で並べています。
句切れの場所を「初〜結」で、散らし書きで書かれている場合は読む順序を「@〜E」で示しています。
百人一首から六歌仙に選ばれている5人(大友黒主は選外)の明治時代のかるたを取り上げ、ドリル風に仕立てました。PDFファイルなので、プリントアウトしてご利用いただけます。
@僧正遍昭 | A在原業平 | B文屋康秀 | C喜撰法師 | D小野小町 |
国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている和本で、奥付に「画工 菱川氏師宣」「延宝八庚申年(1680年)初夏」とあります。
江戸時代以降、百人一首は読み書きの教材や一般教養として庶民に広まったので、このような本が多数出版されました。
歌仙絵・文字ともに木版で摺られたかるたです。このかるたが入っている箱の蓋裏に「明治四拾壱年十二月吉日」と墨書されています。
大きさ:約7cm×4.8cm
かるたを研究しているわけではないので、いつの時代のものかはわかりませんが、何度も使われたようで、紙は痛んでよれよれになっています。
歌仙絵は木版刷りですが、文字は肉筆で書かれています。肉筆だと筆者の癖が出て読みにくいのですが、そこがまた楽しいです。
残存状態も良くなく、読み札が8枚足りません。
大きさ:約7.5cm×5cm
欠札8枚:6番歌・15番歌・22番歌・25番歌・39番歌・40番歌・73番歌・84番歌
北海道で現在も遊ばれているかるたです。
下の句かるたは百人一首の上の句は読まず、下の句だけを読んで下の句が書かれた札を取るという変わった遊び方をします。
取り札は木製で、写真のように変体仮名を多用したくずし字で書かれているのが特徴です。
古くは能書家によって書かれていたようですが、ここで取り上げるのは印刷されたものです。
大きさ:約7.8cm×4.8cm