仮名のくずし字の読み方を習得するために編まれた本を紹介します。
漢字のくずし字とは一味違う世界を堪能して下さい。
古文書入門 くずし字で「百人一首」を楽しむ
中野三敏 著/角川学芸出版 発行/2010年/定価 ¥ 2,100/222ページ
百人一首を通して、初心者でも変体仮名の読み方が自然に身につきます。
歌留多・句碑・歌碑・手紙・古文書まで、手書きの文字で書かれた世界を楽しむことへの第一歩となります。
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古文書入門 くずし字で「おくのほそ道」を楽しむ
中野三敏 著/角川学芸出版 発行/2011年/定価 ¥ 2,520/238ページ
芭蕉の『おくのほそ道』を全文、くずし字で読んでみましょう。
くずし字で書かれた本と活字にしたものを、見開きで見比べて読むことで、くずし字が読めるようになります。
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古文書入門 くずし字で「東海道中膝栗毛」を楽しむ
中野三敏 著/角川学芸出版 発行/2012年/定価 ¥ 1,890/136ページ
江戸の大ベストセラーを「東海道中膝栗毛」くずし字で読んでみましょう。
ページを開ければ、そこは江戸です。版画の挿絵や、会話を表す記号など、活字本では味わえない独得の世界です。
弥次喜多道中の滑稽な話の一場面を楽しむうちに、自然にくずし字の練習ができます。
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古文書入門 くずし字で「徒然草」を楽しむ
中野三敏 著/角川学芸出版 発行/2013年/定価 ¥ 2,100/188ページ
吉田兼好の名随筆「徒然草」から有名な章をくずし字で味わいます。
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一週間で読めるくずし字 古今集・新古今集
兼築信行 著/淡交社 発行/2006年/定価 ¥ 1,680/B5判 119ページ
鎌倉時代の流麗な文字で書かれた「古今集」と「新古今集」を読みます。
達筆すぎるがゆえに難しいといわれがちな「くずし字」ですが、本書では筆者独自のマス目方式によって、それらの美しき書体を原書のまま解読できます。
そして古今集・新古今集の世界が持つ独自の風雅を味わえます。
あなたもこの一冊を境に古典籍の世界に入り込んでみませんか?
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一週間で読めるくずし字 伊勢物語
兼築信行 著/淡交社/2006年/定価 ¥ 1,680/B5判 127ページ
『伊勢物語』の室町時代の写本や、「定家様」で書かれた江戸時代の遠州本を読んでいきます。
「くずし字」とよばれる流麗な文字も、著者独自のマス目方式にのっとって穴埋めをしていくうち、ぐんぐん読解できるようになります。
1日2題(2場面)を読み解きながら、読みやすい文字からステップアップして、7日間で「くずし字」読解ができるようになります。
ひとめでわかる主要仮名変体表付き。
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江戸のくずし字学習図鑑
西田知己 著/東洋書店/2011年/定価 ¥ 2,100/A5判 126ページ
本書は江戸時代を代表する百科図鑑であった『訓蒙図彙』(きんもうずい)をテキストに用い、そこに登場する生き物(動物・魚・虫・草木・妖怪など)の絵に添えられた平仮名のくずし字を読んでいくという全4部構成です。
1〜3部が基礎編で、これをマスターすればこの図鑑に書き添えられたくずし字はほぼすべて読むことができます。
最後の4部はやや応用編でさらに絵の解説文(短いフレーズ)を読む練習をします。
江戸のビジュアルと文字から江戸時代の図鑑の世界を楽しみましょう。
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図説 かなの成り立ち事典
森岡隆 著/教育出版/2006年/定価 ¥ 2,625/A5判 240ページ
かなのルーツと変遷を探る事典です。
平仮名・片仮名・変体仮名について、個々の仮名の字源と成立過程をその造形と音韻の両面から解説しています。
また、変体仮名の実例蒐集による図版写真も収録しています。
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