文京学院大学生涯学習センターや、よみうり文化センターで古文書の講師をしている、吉田豊先生の著作です。
プロフィール
吉田 豊(ヨシダ ユタカ)
1933年、福岡県生まれ。
1955年、国学院大学文学部卒業。
林美一氏に師事。
現在、生涯学習1級インストラクター(古文書)。
文京学院大学生涯学習センターや、よみうり文化センターの講師を勤めています。
古文書についてユニークな入門書や、中級者向けの古文書教本を執筆なされています。
文京学院大学生涯学習センターや、よみうり文化センターで古文書の講師をしている、吉田豊先生の著作です。
プロフィール
吉田 豊(ヨシダ ユタカ)
1933年、福岡県生まれ。
1955年、国学院大学文学部卒業。
林美一氏に師事。
現在、生涯学習1級インストラクター(古文書)。
文京学院大学生涯学習センターや、よみうり文化センターの講師を勤めています。
古文書についてユニークな入門書や、中級者向けの古文書教本を執筆なされています。
吉田豊 著/柏書房/2008年/定価¥1,890/199ページ
各時代の小・中学校の国語教科書の古文を中心に、旧漢字・仮名遣い・漢文・古い言いまわしを学習する古文書入門。平成から明治、そして江戸まで、時間を遡りながら、古文書を読むために必要な能力が身に付きます。
「古文書っていったいどんなところからきっかけを作ればいいの?」「多少知識がないと無理なの?」いえいえ、あなたが使っていた教科書を思い出すところから下ごしらえはできるのです。
【目次】
第1部 復習 国語教科書(平成の中学教科書を読んでみよう・昭和の小学教科書を読んでみよう・大正の中学教科書と新聞記事を読んでみよう)
第2部 「江戸かな」に慣れよう(「江戸かな」学習事始め・明治の小学教科書を読んでみよう)
第3部 古文書に触れてみよう(高札を読む)
吉田豊 著/柏書房/2000年/定価¥2,100/219ページ
寺子屋での読み書きのように、かなの読み方から始まる入門書です。ステップアップしながら地方文書が読めるように工夫された一冊です。
【目次】
第1章 力だめし
第2章 かな読みの基礎
第3章 候文の基礎
第4章 かなを頼りに版本を読む
第5章 解読実習
吉田豊 著/柏書房/2005年/定価¥2,100/208ページ
かなから始める寺子屋式学習法によって、古文書を読む力が確実に伸びます。「学問のすすめ」「忠臣蔵」「大岡越前」などを教材にわかりやすく解説しています。
【目次】
第1部 かな読みの復習
第2部 かなを頼りに版本・写本を読む
第3部 解読実践
吉田豊 著/柏書房/2004年/定価¥2,415/215ページ
古文書の女筆とは「女性の、または女性向きの筆づかい」のこと。かな文字を主体とした書簡文に代表され「まいらせそうろう」をはじめとする数個のかなを合わせた造型文字の文体に特徴があります。この読みづらい女筆の読み方を詳しく解説しています。
【目次】
第1部 女筆の基礎(序説・まいらせ候・候べく候・さま・かしく・「れ」と「られ」・脇付)
第2部 お手本を読む(時候の挨拶状・近現代の女筆・散らし書)
第3部 解読実践(明治期・幕末期・江戸前期以前)
吉田豊 著/柏書房/2001年/定価 ¥ 2,940/302ページ
史実はドラマよりも面白い。松の廊下での刃傷事件目撃者、事件後に赤穂城周辺の動静を探った岡山藩忍、吉良邸討ち入りに関わった諸人物・・・彼らの証言・記録の原史料を影印で掲げ、赤穂事件の真相に迫るスリリングな古文書体験。
【目次】
第1幕 事件勃発(梶川氏日記―刃傷事件目撃者による記録 ほか)
第2幕 赤穂城明渡し(岡山藩忍びの報告 ほか)
第3幕 流浪と復仇のはざま―赤穂浪士の手紙(小野寺十内―妻へ―飢え死にも覚悟されよ ほか)
第4幕 討入り(寺坂信行自記―討入りのマニュアル ほか)
第5幕 義士の名を留めて(堀内伝右衛門覚書―義士インタビュー集 ほか)
吉田豊 著/柏書房/2000年/定価 ¥ 2,100/143ページ
この本は、歴史上の事件をテーマに、古文書・日記・随筆・地誌など、身近にある生の史料を解読して、江戸と近効の歴史を浮かび上がらせるものです。
取り上げる事件は、大奥大年寄の絵嶋が生嶋新五郎と遊芸にふけった「絵嶋生嶋事件」、将軍家茂に降嫁した和宮の御下向の「和宮江戸入り」の二つです。
これまでの古文書入門にあきたらないみなさん、あるいは原史料から歴史を読み解きたいというみなさん、これまでのくずし字解読の力を駆使して、果敢にチャレンジしてください。
【目次】
第1話 絵嶋・生嶋事件(事件の発端・事件の背景・判決申渡し・江戸から配所の高遠へ・事件の及ぼした影響)
第2話 和宮江戸入り(大動員令下る・大名困惑・村役人駆け巡る・御府内の整備・江戸城入輿の準備・あと始末)
吉田豊 著/柏書房/1999年/定価 ¥ 2,100/142ページ
本書は、まず中央区と江東区にまたがる深川・永代橋で、八幡宮祭礼中に起きた崩落事故を、見聞記・後日譚・怪談・落首など、さまざまな角度から浮かび上がらせます。
次に、幕末に起きた「新宿淀橋水車小屋爆発」について、日記と古文書から、事故の原因究明と被害の実態把握が進められていきます。
江戸の街なかと場末での二つの事件をテーマに、生の史料を使って、楽しみながらくずし字の解読法が学べます。
【目次】
第1話 永代橋崩落(永代橋初めて架かる・深川八幡祭の熱気・橋が落ちた)
第2話 新宿淀橋水車小屋爆発(やっぱり起こった爆発事故・驚天動地・よくも調べた被害明細)
吉田豊 著/柏書房/1999年/定価 ¥ 2,100/140ページ
本書ではまず、江戸の周辺にあった将軍家と御三家の御鷹場についての事情を、新宿区から国分寺市にかけての地域に残された古文書から読み解いていきます。
次に、「天下の悪法」生類憐みの令の実態を、貞享・元禄・宝永年間(1684〜1710)の古文書や法令書・判例集から読んでいきます。
生の史料を解読して江戸と近郊の歴史を浮かび上がらせる、くずし字の解読学習書です。
【目次】
第1話 江戸西郊御鷹場事情(鷹場内の規制・鷹場村々の負担・鷹場の支配とその周辺)
第2話 生類憐みの令と中野犬小屋(生類憐みの令下る・生類憐みの令の波紋・犬小屋の建設と運営・生類憐みの令の終り)
吉田豊 著/柏書房/1995年/定価 ¥ 2,039/174ページ
本書では、これから古文書を勉強する方に、寺子屋にならって「かな読み」から始めることを提案しています。著者は、家蔵の版本を利用しての「かな読み」で古文書解読のきっかけをつかんだ経験から、この入門書を編纂しました。
寺子屋で手習いの教材とされた、往来物・流行歌・小倉百人一首・草双紙を使って古文書に挑戦します。すべて漢字にかながついた読みやすいテキストで、やさしく学べる古文書入門です。
【目次】
第1講 往来物を読む
第2講 流行歌を読む
第3講 小倉百人一首を読む
第4講 草双紙を読む