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古文書入門書

古文書学習者の増加に伴い、各社で入門書の発刊が相次いでいます。

はじめての古文書教室

はじめての古文書教室

林英夫 監修/天野清文・実松幸男 著/天野出版工房 発行/吉川弘文館 発売/2005年/定価 ¥ 2,520/A5判 224ページ
初心者向けに、軽妙な語り口で懇切丁寧に「くずし字」を1字1字解説した古文書入門書です。

特に、江戸時代の農村に残された「地方文書」によく見られる種類の古文書が取り上げられています。
読み下し文に現代語訳を加え、さらにくずし字を覚えるためのヒントや、解読技法のポイントを満載。

【目次】
第1章 婚姻−宗門送り手形
第2章 相続−家督相続に付き一札
第3章 奉公−奉公人請状
第4章 質地−質地証文
第5章 五人組−五人組前書
第6章 村役人−名主退役に付き願書
第7章 年貢−年貢割付状
第8章 鉄炮−威し鉄炮拝借に付き願書
第9章 伝馬−伝馬役請負証文
第10章 道中−往来手形
第11章 拝借金−本陣修復拝借証文
第12章 普請−川荒欠所見分願書
第13章 地震・津波−元禄地震津波被害届書 第14章 修験−不動院霞に付き寺社奉行覚書

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ステップアップ・古文書の読み解き方

ステップアップ 古文書の読み解き方

天野清文・実松幸男・宮原一郎 著/天野出版工房 発行/吉川弘文館 発売 著/出版社/2006年/定価 ¥ 2,520/A5判 224ページ

ステップを踏めばくずし字が分かる最新・絶好の古文書入門書。
「御座候(ござそうろう)」から「依而如件(よってくだんのごとし)」まで、古文書を読み解くために必須となる言葉や慣用句・古文書特有の言い回しを厳選して、古文書を読み解く極意が満載。
くずし字解読の基礎を、分かり易く、かつ効率的にマスターできる入門書です。

【目次】
第1部 古文書の慣用句を読み解こう
基本的なキーワードで読み解く(座候・無御座候など)/頻出するキーワードで読み解く(可申・不残など)/古文書特有の言い回しを読み解く(被仰付・被成下など)
第2部 実践 古文書の読み解き方
簡単なくずし字の古文書にチャレンジ/やや難解なくずし字の古文書を解読/実践古文書演習@/実践古文書演習A

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よくわかる古文書教室―江戸の暮らしとなりわい

よくわかる古文書教室―江戸の暮らしとなりわい

佐藤孝之 監修/佐藤孝之・実松幸男・宮原一郎 著/天野出版工房 発行/吉川弘文館 発売/2008年/定価 ¥ 2,520/A5判 240ページ
この本で取り上げている古文書の舞台は村や町や海など。
34点の多様な古文書を写真で掲載し、古文書解読のヒントと現代語訳をもとに読み解きます。

【目次】
第1章 村の暮らしとなりわい
第2章 山の暮らしとなりわい
第3章 川の暮らしとなりわい
第4章 海の暮らしとなりわい
第5章 町の暮らしとなりわい
第6章 暮らしの事件簿―村の紛争解決と駈込寺

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おさらい古文書の基礎

おさらい古文書の基礎―文例と語彙 (シリーズ日本人の手習い)

林英夫 監修/柏書房/2002年/定価 ¥ /ページ
古文書でよく見られる言葉や文章について読み方や意味を詳細に解説しています。

【目次】
第1章 候文の基本
第2章 上に返って読む字(返読文字)
第3章 解読のポイントとなる品詞(接続詞・副詞・形容詞・形容動詞)
第4章 助詞に用いられる変体仮名
第5章 文章を整える語(接頭語)
第6章 語句の末尾に付く語
第7章 大ざらい

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三くだり半からはじめる古文書入門

三くだり半からはじめる古文書入門

高木侃 著/柏書房/2011年/定価 ¥1,890 /ページ

江戸時代の離縁状(三くだり半)を通して、古文書の基礎を学びます。たった三行半の古文書なので、軽い気持ちで始められそうです。
なお、著者は太田市立縁切寺満徳寺資料館の館長で、離縁状研究の第一人者です。

【目次】
第1部 いろいろな名前を読んでみよう(女性の名前を読む・男性の名前を読む)
第2部 決まり文句を覚えよう(三くだり半に付けられたタイトル・決まった場所には決まった言葉・離婚の理由あれこれ)
第3部 全文解読に挑戦しよう(いろいろな三くだり半)

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やさしい古文書の読み方

やさしい古文書の読み方

高尾善希 著/日本実業出版社/2011年/定価 ¥1,680 /256ページ

織田信長や坂本龍馬の肉筆の手紙から読み解く知られざる性格、庶民の証文からわかる当時の暮らし。
はじめての人でも古文書の奥深さを楽しめる入門書。

【目次】
序章 古文書を読むまえに
第一章 古文書からのメッセージ
第二章 古文書の基礎知識
第三章 くずし字を読み解く
第四章 古文書の読み方
第五章 リアルな古文書を読んでみよう
第六章 古文書の楽しみ方

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入門事例で見る江戸時代(広島修道大学テキストシリーズ)

入門事例で見る江戸時代

落合功 著/すいれん舎/2006年/定価 ¥2,100 /A5判 206ページ

歴史史料を読み解く基本的視座を丁寧に解説した古文書講読の手引書です。第一部では近世後期から明治期にかけたトピックを6点取り上げ、第二部ではNHK学園『古文書通信』掲載を中心に、古文書を通じた史料の理解を叙述しています。

【目次】
第一部トピックで見る江戸時代 第一章三行半の思いのなかに 第二章「竹島」での密貿易 第三章「薩摩藩蒸気船砲撃一件」に見る薩摩藩と長州藩 第四章幕末期広島藩札と大阪商人 第五章慶応二年の江戸打ちこわし 第六章近代成立期における公害訴訟
第二部 第一講「敵に塩を送る」という話 第二講年貢減免と塩浜由緒書 第3講塩浜で働く人々 第四講甘蔗砂糖の広がりと池上幸豊 第五講農民家族の相続 第六講農村における質屋渡世 第七講米相場の高騰と竹内家 第八講幕末期の米問屋からの意見書

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必修 近世古文書演習

必修近世古文書演習

林英夫 監修/柏書房/2005年/定価 ¥ /ページ

50点の代表的な地方文書の写真をB5版で載せています。もちろん、解読文と解説付き。大きな写真で独習に最適です。

【目次】
村々様子大概書(抜萃、天保三年/和泉国泉郡舞村)
村鑑帳(宝暦六年/武蔵国橘樹郡鶴見村)
村入用帳(抜萃、天保十一年/尾張国中嶋郡起村)
組合村々議定書(嘉永六年/信濃国佐久郡海尻村)
ご制札の管理不行届きにつき詫び状(享和三年/山城国相楽郡上狛村)
庄屋役の跡式相続願い(天保九年/豊後国日田郡五馬市村)
五人組帳前書(抜萃、安政五年/上総国山辺郡小山村)
宗門改帳(抜萃、天保八年/豊後国日田郡五馬市村)
寺請け証文(寛永十二年/三河国額田郡深溝村)
宗旨替えにつき一札(文化二年/山城国相楽郡北下手村)〔ほか〕

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